ドナルド・トランプ次期米大統領が16日(日本時間17日)、ニューヨークのマディソンスクエア・ガーデンで開催された総合格闘技のイベント「UFC309」に来場し、観衆は熱狂で迎えた。
格闘技にとって聖地でもあるMSG。トランプ氏は大統領選が迫る10月27日に同施設で集会を開き、登壇者がプエルトリコを「ゴミの島」扱いする発言をして物議をかもした。そんな因縁の場所に凱旋。トランプ氏がSNSに投稿した動画には、入場時、超満員の場内に音楽が鳴り響き、大歓声で迎えられる様子が映っている。関係者を引き連れて入場する姿はチャンピオンのようだった。
入場したトランプ氏はリングサイドでUFCのダナ・ホワイト社長とハグ。ホワイト氏はトランプ氏の支援者で、同氏が大統領候補に指名された夏の共和党全国大会にも参加していた。大統領選では複数のUFCファイターがキャンペーンに協力した。UFCはトランプ氏とは親和性が高い団体と言える。
イベントには新政権で要職を務める実業家イーロン・マスク氏、ロバート・ケネディ・ジュニア氏の姿も。トランプ氏はSNSに「偉大なダナ・ホワイトとUFC309に感謝!」とメッセージを寄せた。