森保ジャパンにホームで大敗を喫したインドネシア代表で、韓国人の申台龍(シン・テヨン)監督(54)の解任運動がぼっ発した。
インドネシアは15日に行われた北中米W杯アジア最終予選の日本代表戦でホームにもかかわらず0―4と惨敗した。現在3分け2敗の勝ち点3にとどまっており、最下位と低迷している。
こうした状況を受けて、申監督を解任するよう求める機運が現地で高まっている。
インドネシアメディア「ラダル・シトゥボンド」は「シン・テヨン監督を更迭すべきだという意見がSNSなどで出ている。ファンは帰化政策による戦力強化にもかかわらず、低迷していることに大きな不満を抱いている」と報道。ファンやサポーターの間で解任運動がぼっ発したことを伝えた。
ただ、これに納得できないのが申監督の母国である韓国メディアだ。
同国メディア「スポータルコリア」は「もちろん敗北という結果を受けただけに批判は避けて通れないのは当然だ。だが、シン・テヨン監督が戦力にふさわしくない競技力を見せているというのは、やや納得しにくい主張だ」とインドネシアでの動きに反発した。
「欧州リーグでプレーする選手を大挙呼び込んだが、4大リーグの主力として活躍する選手は多くない。所属チームで出場機会を得ていない選手も多い。組織力もさらに固める必要がある。今、批判は早い」と申監督の手腕に問題があるとの指摘はおかしいと強調した。
インドネシアでの監督解任騒動は韓国も含めて両国で波紋を呼びそうだ。