F1レッドブルの昇格争いをめぐって、来季からウィリアムズに加入するカルロス・サインツ(フェラーリ)の電撃移籍の可能性が浮上してきた。
レッドブルはセルジオ・ペレスの低迷に伴って、ドライバーの交代を検討。姉妹チームのRBに所属する角田裕毅やリアム・ローソン、ウィリアムズのフランコ・コラピントなどが候補に挙がっている。
そうした中で、オランダの大手モータースポーツ専門メディア「レーシングニュース365」がサインツ加入の可能性を報じた。
同メディアは、元F1ドライバーでスチュワード(審査委員)も務めるマーティン・ドネリー氏の見解を報道。レッドブルの候補について「サインツだ。サインツには経験がある」と〝推挙〟したと伝えた。
同氏がサインツ加入の可能性を指摘するのは根拠がある。「彼の契約には、もしレッドブルやメルセデスのようなビッグチームから声がかかったら、彼はその場を離れ、シートに飛び乗ることができるという条項がある」とドネリー氏は〝暴露〟。ウィリアムズと来季から契約があるが、上位チームからのオファーがあればサインツ側の意思で解除できる〝秘密条項〟が存在するというのだ。
「もし私がドライバーを探していて、自分の車を今後適切な開発領域に置きたいなら、私はサインツを選ぶだろう。そしてレッドブルにとってもっと重要なのは、コンストラクターズポイントを安定して獲得することだ。その点ではセルジオに失望させられているからだ」とレッドブルがサインツ獲得の可能性があることを繰り返し強調した。
サインツの電撃加入はあるのか。候補の一人である角田の去就にも関わるだけに気になるところだ。