韓国代表を指揮した2010年南アフリカW杯で16強へ導いた許丁茂(ホ・ジョンム)氏(69)が、来年1月に行われる韓国サッカー協会の会長選挙に立候補すると、韓国メディア「スポーツ京郷」が報じた。
3期12年にわたってトップを務めてきた鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長を巡っては、4選に向けて世論の拒否反応や韓国の文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官はそれを不可とする見解を示している。そんな中、同メディアによると、許氏が出馬を正式発表すれば、今回の会長選挙で初の候補となるという。
そんな同氏は2022年12月に韓国紙「東亜日報」のインタビューで日韓のサッカー比較について言及していた。「日本は長期的な計画を立て、足りない部分を補っており、優秀な選手が絶えず輩出され、戦力が非常に安定している。基本技術は、いまや日本が韓国よりも進んでいる。メンタル面も向上しており、今回(22年)のW杯のドイツ戦とスペイン戦で後半に逆転するのを見ても分かる」
その上で「認めたくはないが、日本の方がうまいということを認めるべき。気持ちだけではどうにもならない。我々は対策を立てるべきだ。日本に負けるのは嫌だが、負けたくないのなら、それを認めて勝つための長期的な計画を立て、努力しなければならない」と力説していた。
それから2年が経過したが、状況はさほど変わっていない。会長になったあかつきには、改革を進めていくことになるのだろうか。