DeNAから戦力外通告を受け、巨人と支配下選手契約を締結した石川達也投手(26)が18日、初めてジャイアンツ球場を訪れた。
石川は今季、開幕一軍入りを果たして15試合に登板し2ホールド、防御率1・93の好成績を残していたが、5月26日に出場選手登録を抹消されると、再び一軍から声がかかることはなく、シーズンを終えた。10月22日に戦力外通告を受け、巨人から声をかけられた。
球場ではあいさつ回りに大忙し。選手らと固く握手をし、深々とお辞儀をしながら言葉を交わす礼儀正しい姿が垣間見えた。その後は大学時代の後輩・岡田悠希外野手(24)とキャッチボールで汗を流した。
石川は「ベイスターズと違ったすごさがありました。ロッカーもそうですし、施設の中も迷路みたいで最初は迷子になりそうでした」と苦笑い。そして「この間の入団会見でジャイアンツのユニホームに袖を通しましたし、そこでも実感とか湧いてましたけど、改めてこうやって現場に来て岡本(和真)さん、菅野(智之)さんと会ってさらに『ジャイアンツに入ったんだな』っていうふうに思いました」と興奮冷めやらぬ表情だ。
背番号「65」を背負う期待のリリーフ左腕は来季、どんな活躍を見せるのか。