全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)の組み合わせが18日に発表され、日本代表にサプライズ招集され〝スーパー高校生〟として注目を集める渡辺怜音(れおん、18)擁する福岡大大濠高が〝死の組〟に入ったとして脚光を浴びている。
組み合わせで大きな話題になっているのが、左下の山だ。昨年のインターハイ王者である日本航空(山梨1)と名門の仙台大明成(宮城)が1回戦でいきなり激突。さらにその勝者が、国内最高峰のU18日清食品トップリーグで初優勝したシードの福岡大大濠(福岡1)と対戦することになった。
福岡大大濠には、アジアカップ1次予選のモンゴル戦(21日)とグアム戦(24日)に向けた日本代表メンバーに大抜てきされた渡辺が絶対的なエースとして君臨。204センチ、98キロというフィジカルを生かしてインサイドで抜群の強さを誇ることに加え、3ポイントシュートも抜群の精度。将来は米プロバスケットボールNBA入りが期待される怪物だ。
この山には、関東大会王者の八王子学園八王子(東京1)、実力校の帝京長岡(新潟)などもおり、いきなり激戦必至のカードの連続。渡辺にとっては頂点に向けて、いきなり正念場となりそうだ。
ファンからも、まさかの組み合わせに驚きと悲鳴が入り混じっており、SNS上では「今じっくりトーナメント表見てるけど、日本航空と仙台大明成が初戦からあたって勝ち上がった方が大濠とやるって…激戦必須過ぎる。しかも同じ山に帝京長岡と八王子もいるし、怖いこの山」「大濠くじ運悪いな~」「大濠の山が激戦必至で面白いなぁ」などと意見が百出している。
高校バスケ界の頂点を決める大会が大きな注目を集めそうだ。