侍ジャパンが18日の「プレミア12」のオープニングラウンド・ドミニカ共和国戦(天母球場)に11―3で快勝。開幕から無傷の5連勝で終えたオープニングラウンドを井端弘和監督(49)が振り返った。
世界王者の意地を見せた。この日も連日の悪天候の中での試合。両チームが強い雨に苦しんだが、2―2で迎えた5回に栗原(ソフトバンク)の勝ち越し打などから一挙3点を奪うと、その後も得点を重ね続けて圧勝。オープニングラウンド全勝を決めた。
井端監督は「まずは最低限、次のラウンドに行くという目標で(台湾に)来たが、結果的に最高の形で終えられて良かった。もう一つ選手が(調子が)上がってくるんじゃないかなと思っているので、決勝ラウンドではきっちりした野球ができればなと思います」と淡々と回顧。好調が続く4番・森下(阪神)についても「臨機応変な打撃をしてくれている。その辺はさすがだと思うし、これからの決勝トーナメントでも続けてほしいと思います」と期待を寄せた。
同じくグループBを2位でスーパーラウンド進出を決めている台湾からは、同ラウンドでの日本との再戦を熱望されている井端ジャパン。井端監督も「当然、スーパーラウンドの3試合目に対戦しますし、お互い連勝して決勝でというところは、私も望んでいるところですし。お互い決勝の舞台でやれたらいいなと思います」と胸を高鳴らせた。