ボートレース下関のSG「第27回チャレンジカップ」、GⅡ「第11回レディースチャレンジカップ」が19日に開幕する。グランプリ18人、クイーンズクライマックス出場をかけた最終決戦。2024年、さまざまな〝チャレンジ〟に挑みボートレース界に旋風を巻き起こした福留光帆(21)が決戦の行方を占う。
【舟は帆まかせ帆は風まかせ】みなさん、こんにちは! 福留光帆です。
グランプリ、クイーンズクライマックスの出場選手が決定するチャレンジカップ。2024年のボートレースも、いよいよ最終章に突入という感じですね。
私にとっても今年は「チャレンジ」の1年でした。2月ぐらいまでは、ほとんどお仕事がなかったのに、春からどんどん仕事が増えてました。
このコラムを書き始めて、ユーチューブ動画がバズって、ボートレースのイベントや動画のお仕事が急増して、バラエティー番組に出演して、ラジオのレギュラー番組が始まって…。全てのことが初めての経験だったので私にとっては全部が〝チャレンジ〟でした。今では慌ただしい日々を過ごしています。忙しいですけど、毎日が楽しいですよ。
プライベートも一緒ですね。お仕事の合間に、舟券で勝負をしています(笑い)。当たったり、外れたり…。こちらも毎日〝チャレンジ〟ですね(笑い)。
さあ、チャレンジカップです! 舞台となるボートレース下関には、まだ1回も行ったことがないんですよ。でも、5日目の23日には場内イベントでトークショーをさせていただきます。これで全国24場のうち23場〝制覇〟となります。残るはボートレースまるがめのみ。〝24場制覇〟が目標だったので、ワクワクしています。舟券的には24場の中でも、インが強いレース場だなという印象です。あとはテレビ画面で見ても水面が広く感じますよね。
今大会のおススメ選手1人目は関浩哉選手です。えっ、あの選手じゃないのって思う方もいらっしゃるでしょうけど、関選手です。私のイチ押しレーサーの毒島誠選手も出場しますが、賞金ランク2位でグランプリ出場はもちろん賞金上位6選手の特権・トライアル2ndスタートも大丈夫な状況です。賞金1位でグランプリに行ってほしいという気持ちもあるし、前回2017年の下関チャレンジカップでも優勝しているので期待はしていますが、今回は、まずは無事故で走り切ってほしいですね。大一番を前にFを切ったりするとやっぱり勝負どころで影響が出てしまうと思うので…。もちろん毒島選手が走るレースは全力応援ですよ!
関選手は9月の桐生PGⅠヤングダービーのコラムでも「地元でヤングダービー卒業Vを飾る!」とイチ押し選手に挙げさせていただいたのですが、見事に実現してくれました。今年は1月の大村PGⅠBBCトーナメント、9月のヤングダービーで優勝して現在、賞金ランク10位。初のグランプリ出場圏内です。今回は群馬支部先輩の毒島選手、土屋智則選手がいらっしゃるのも心強いでしょうし、3人でのグランプリ出場へ向けて気持ちも高まっていると思います。
2人目は平本真之選手です。今年は一般戦を含めて、優勝が一度もないのに賞金ランクは6位。3月の戸田クラシック、6月の尼崎グラチャン、まるがめメモリアルとSG3大会で優出とビッグレースでの活躍が目立ちます。笑顔も素敵ですごくさわやかな印象の平本選手は、すごく応援したくなっちゃうんですよね。
GⅡレディースチャンピオンカップの注目選手は藤原菜希選手です。今年は13優出3Vと好調。特に2コースに入った時のうまさが印象的です。直前のFが気になりますが、道中勝負もできますし、外枠からでも連に絡むことも多い。舟券的にも信頼度の高い選手だと思っています。
ボートレーサーの皆さんにとってはグランプリ、クイーンズクライマックスに出場することが1年の大きな目標だと思います。いい年を迎えられるように…。そして、ボートレースファンのみなさまも今年1年をいい形で締めくくれるように、まずはチャレンジカップ頑張りましょう!