来春のオープン戦でドジャースの大谷翔平投手(30)を見るためには財布のひもを今年以上に緩めることになりそうだ。ドジャースは18日(日本時間19日)にアリゾナ州グレンデールで来年2月20日(同21日)からのオープン戦のチケットを発売したが、前年よりかなり高騰している。
キャンプの本拠地球場キャメルバック・ランチの収容人数は1万3000人、そのうち3000席が外野芝生の自由席で最もお手軽な料金だ。しかし、20日の木曜日のカブス戦は1枚45ドル(約7000円)。3月1日(同2日)の土曜日のジャイアンツ戦は1枚55ドル(約8500円)からとなっている。
ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、昨年までの外野芝生席は平日が25ドル(約3900円)、週末でも40ドル(約6200円)だったという。同球場を共同で使うホワイトソックスの1枚12~22ドル(約1900~3400円)と比較すると、高いことが分かる。なお、ホワイトソックスがホームで開催するドジャース戦だけは最低価格が44ドル(約6800円)だ。
「54本塁打―59盗塁」を達成した大谷人気に加え、チームがワールドシリーズを制覇。その上、来季のカブスとの開幕戦を東京で行うため、例年よりオープン戦の試合数が少なくなっていることも、高騰化の理由だろう。
同紙によれば、需要に応じてチケット価格をチームが調整できるため、球場での購入ではさらに高くなる可能性もある。
「予算重視のドジャースファンの家族には、お気に入りの選手がオープン戦で毎日プレーすることはめったになく、プレーしても通常は数イニングだけ。キャメルバック・ランチで毎日行われる朝のトレーニングに参加するのがおすすめだ。参加費は無料だし、選手に会ったりサインをもらうこともできる」
ファンなら気にしないかもしれないが、それでも高い。