元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏が19日に自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、兵庫県知事選について言及した。
今回の選挙戦は、大手メディア以上にSNSが大きな役割を果たした。堀氏は「メディアの話がテーマになりやすい今回の兵庫県知事選挙。しかし、現場で候補、県議、支援者、報道関係者、有識者の話を聞くと『検証の途中にも関わらず不信任を議会が全会一致で可決したこと』と『公益通報制度の信頼を根幹から揺るがす兵庫県の緩いガバナンス』、これが本質」と指摘。
続けて「これに対して、兵庫県の有権者の皆さんが投票行動で意志を示したということかと思います。『まだグレーやんな?』と。SNSやYouTubeとオールドメディアとネットの闘い』というのは戦術の話であって、目を向けるべき検証課題は公益通報制度への県の対応と議会の政治判断の検証」と提言した。
また「マスメディア報道がアップデートされず、オールドだといわれるのは当然。選挙報道のフォーマットは、僕が入局した2001年からほとんど変わっていません」とメディアの現状を述べた。