米国野球殿堂は18日(日本時間19日)に2025年の殿堂入り候補者28人を発表。マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が初めて入った。
候補入り1年目で日本人初の選出が確実視されているが、MLB公式サイトのブライアン・マーフィー記者は「イチローとCC・サバシアは初の候補入り14選手の中で、入団に必要な75%の票を獲得する可能性が最も高い」と断じた。
同記者は「野球界最高の打者の1人」とイチロー氏を評すると、「メジャー通算3000安打のメンバーだが、日本プロ野球でのキャリアを含めると、プロ通算安打数は4000を超える。2001年の新人王とアメリカン・リーグMVPに輝いたイチローは、シーズン200安打を10回達成し、オールスターに10回選出され、ゴールド・グラブ賞を10回受賞した。全会一致で殿堂入りした2人目の選手になれるだろうか?」と過去の輝かしい実績を並べ、2019年のマリアノ・リベラ氏(54)以来となる満票選出を期待した。
満票選出を巡っては過去にデレク・ジーター(50)があと1票で逃すなど高いハードルが存在する。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する有資格者は12月31日までに投票し、結果は1月21日にMLBネットワークで生中継で発表される。投票率75%を獲得した選手らは来年7月27日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる殿堂入りセレモニーで表彰される。