日本維新の会の代表選に立候補した松沢成文参院議員が１９日、都内で決起集会を開催した。
代表選には松沢氏のほかに吉村洋文大阪府知事、金村龍那衆院議員、空本誠喜衆院議員の４人が名を連ねている。衆院選敗北を受けての党の立て直しや、全国政党化を目指すのかどうかなどが争点となっている。
松沢氏は衆院選敗北について「最大の原因は維新が何を目指す政党か見えない」ことだと指摘した。その上で、皇居を関西に移転する「関西奠都（てんと）」と首相公選制の導入を主張。また、国会議員の任期制限や世襲制限についても訴えている。
兵庫県知事選で当選した斎藤元彦氏にも言及。「今の維新は既存政党化しちゃってる。だから兵庫県民は維新が既存政党で改革を邪魔する勢力の中に入っちゃったから、斎藤さんがブレークしたんでしょ。われわれはあのポジションを取らなきゃいけない」と、維新が改革勢力と思われなければならないと強調した。
最後はＫＡＮさんの「愛は勝つ」の替え歌で「シゲは勝つ」を熱唱。昨年亡くなったＫＡＮさんと松沢氏は友人だったことから使用許可が下りているという。
新しい代表は１２月１日の臨時党大会で決まる。