イチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が殿堂入り候補に入り、満票選出されるかどうかに注目が集まっている。18日(日本時間19日)に米国野球殿堂が候補者を発表し、イチロー氏は1年目で日本人選手初の選出が確実視されているが、満票選出なら2019年のマリアノ・リベラ氏(元ヤンキース)以来、史上2人目の快挙となる。
シーズン262安打のMLB記録を樹立し、MLB通算3089安打、10年連続200安打、10年連続ゴールドグラブ賞など輝かしい成績を残したイチロー氏。MLBの19年間は私生活を含めてもトラブルはなく、米メディアも功績と人格から「満場一致で選ばれないわけがない」との見方が多数だが、韓国メディアはそうでもないようだ。
イチロー氏はかつて2006年に開催されたWBCの韓国戦を前に「今後、30年間は日本に手を出せないな、という感じで勝ちたい」と挑発し、韓国の怒りに火をつけたことがあった。韓国メディア「亜州日報」は「殿堂入りは単なる記録だけでは評価されない。過去の薬物疑惑などプライバシー問題で地位を汚したとなると、入会もできない。イチローはこの点でも問題はない」としながらも「韓国への〝妄言〟を除けば、だ。2006年のWBCでキャプテンだったイチローは韓国代表に向かって『30年間日本と野球をできないようにしたい』と発言したことがある」と18年前の発言を持ち出して選出ムードに水を差している。