卓球の世界ランキング上位選手で争うWTTファイナル(20日開幕、福岡・北九州市立総合体育館)を前に、中国メディアが展望記事を掲載した。
同国メディア「捜狐」は「中国と日本の女子卓球の対決が大きな注目を集める。組み合わせから判断すると、中国の2人のエース選手、孫穎莎と王曼昱はトーナメントの左上と右下に位置し、有名な日本の卓球選手を阻止するという重要な任務を担うことになる」と報じ、孫穎莎と王曼昱の戦いぶりを予想した。
孫穎莎は準決勝で対戦が予想される張本美和(木下グループ)をマーク。「前回のアジア選手権女子団体決勝では張本美和が孫穎莎を破っている。孫穎莎がリベンジを果たすことができるかが今大会の大きな焦点となる」との見方を示した。
王曼昱については「本当の試練は準決勝になるだろう。そのときの対戦相手は、日本の卓球界のリーダーたちである大藤沙月(ミキハウス)、伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)だろう。1回戦で大藤沙月と伊藤美誠が対戦し、勝者が次のラウンドで早田ひなと対戦することになるが、王曼昱は日本の卓球の宿敵として有名だ」と指摘した。
先月のアジア選手権女子団体戦では銀メダルに終わっただけに、卓球王国も警戒感を強めているようだ。