イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスに所属する日本代表MF鎌田大地(28)が苦境に立たされている。
今夏にクリスタルパレスへ加入した鎌田だが、ここまで無得点と不振が続いている。ドイツ1部フランクフルト時代の恩師でオリバー・グラスナー監督に重用されて出場機会は得ているが、その指揮官自身、現在チームが降格圏の18位と低迷しているため解任論が高まっている。そして、このままグラスナー監督が更迭された場合は、真っ先に鎌田が切られるとの観測が現地で出ている。
英メディア「ギブミースポーツ」は「クリスタルパレスのひどいスターは、オリバー・グラスナーとともに去る必要がある」と厳しい表現で鎌田の放出を主張。「最近のパレスの不調の原因は、すべて監督の決断だけではない。何人かの選手が期待に応えられなかった。具体的には、最近の試合でひどいタックルをしてレッドカードを受けた今夏の新加入選手である鎌田大地だ。グラスナーが解雇されるなら、28歳の彼もすぐにそれに続くはずだ」と批判した。
同メディアは鎌田を〝戦犯〟としてやり玉に挙げており「結局のところ、鎌田のリーグでの貢献は期待を大きく下回っており、特にクラブで最も高い収入を得ている選手の一人であることを考えると、彼のパフォーマンスは向上しなければならない。そうでなければ、彼はクラブにとってむしろ損害となる可能性がある」と放出の筆頭候補と強調した。
こうした動きを受けて、韓国メディア「エックススポーツ」も「日本サッカーに、まただまされた! イングランド・プレミアリーグ加入後、『攻撃ポイント0』→『監督と一緒に退団して』と怒号が飛び交う」と放出論が加速している現状を報じた。
鎌田の奮起に期待したいところだが…現状は厳しそうだ。