復活をアピールだ。大相撲九州場所10日目(19日、福岡国際センター)、春場所で新入幕優勝の幕内尊富士(25=伊勢ヶ浜)が幕内明生(立浪)を押し倒して8勝目(2敗)。取組後は「すごい圧力があってやばかった。強さがある相手なので、相手のペースにならないようにやった」と安堵の表情を見せた。
春場所中に右足首を負傷し十両に転落したが、今場所から幕内復帰。10日目で勝ち越しを決めて「勝ち越し? 特に変わらない。残り5日間、しっかり自分の相撲を取り切って終わりたい。結果は終わったらついてくる」と力説した。
優勝争いでも1敗の大関琴桜(佐渡ヶ嶽)、大関豊昇龍(立浪)、幕内隆の勝(常盤山)を1差で追いかける。尊富士は「優勝争い? まったく意識してない。(優勝を)争っていると思ってない。しっかり自分の相撲を取るだけです」と気を引き締めた。