国内FA権を行使したソフトバンク・甲斐拓也捕手(32)が19日、福岡県飯塚市内で行われた球団の納会ゴルフに参加し、他球団との交渉状況を明かした。
すでにFA交渉が解禁され、甲斐は「今、本当にいろいろ考えている段階ですかね。すごく大きい決断であるのは間違いないので、後悔しないように」と話した。決断のタイムリミットは設けない。「早い段階で決めればいいんですけど…」と前置きをしながら「何より後悔がないように。これからの野球人生の大事な時期だと思っているので」と慎重な姿勢をのぞかせた。
鷹の正捕手には、解禁前から巨人が獲得調査を進めている。すでに代理人を通しての交渉も進行中で「いい条件というか、本当に今までやってきたことは、しっかり評価してくれている」と話し、必要があれば自ら交渉の席にもつく構えだ。
「何回も言いますけど、後悔のないようにしっかり選択をしたいので。そういう意味で言えば、代理人に全てを任せるのではなく、話を聞いて今後の自分の野球人生を決めていきたい」
5分弱の取材対応の中で「後悔のないように」という言葉を3度口にした甲斐。熟考の末、どんな答えを出すのか。