米ラジオ番組「ダン・パトリックショー」の人気パーソナリティーでスポーツキャスターのダン・パトリック氏(67)が、FA去就が注目されるフアン・ソト外野手(26)の〝銭闘〟を批判した。
ヤンキース、メッツ、ドジャース、ブルージェイズ、レッドソックスらによる大争奪戦が展開され、すでにメッツが10年6億6000万ドル(約1026億円)を提示したとの情報も出るなど、条件は破格のウナギ上り。今後もエスカレートしていくと見られる。
そんな状況にだまっていられなかったのがパトリック氏だ。「彼を望んでいないし、興味もない。ソトは才能ある選手だが、すでにいくつかのチームを渡り歩いている。また渡り歩くつもりなのに6億ドルも払うのですか。そんな大金を払うなら、もっと観客を魅了する選手になってほしい。興行収入のスターになってほしい。ソトはスターではありません」とバッサリ。才能は認めても、ナショナルズ、パドレス、ヤンキースと在籍した中で今だにスター選手に上り詰めていないという主張だ。
一方でドジャース・大谷翔平については「特別で唯一無二の存在だ。彼のような選手は他にいない」と言い切る。米メディア「エッセンシャリースポーツ」はこれらの発言を取り上げ「パトリック氏は大谷をそのレベルのスター性を備えた完ぺきな例として挙げ、国際的な人気の高さが視聴率と関心を高めていると指摘した。一方のソトには同レベルのカリスマ性や市場価値はない。ソトのバットは特別だが、パトリック氏はソトを大谷のようにファンを魅了する選手と見ていない」と論評した。〝ご意見番〟の発言が世論に影響を与えるか。