俳優の別所哲也(59)が20日、都内で行われた第2回「更年期川柳」授賞式&トークイベントに登壇した。
ファッション誌「大人のおしゃれ手帖」主催の同イベントは、多くの方が抱える更年期の症状を共有する場をつくり、「前向きな気持ちで更年期を過ごしてほしい」という思いのもと発案された。
更年期に関する基礎知識がほとんどないという別所だが、50代前半に〝燃え尽き症候群〟になったことがあるという。自身が主催する国際映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル」が20周年を迎えた年の出来事だったようで「20年という節目が来て、ふっと力が抜けちゃうというか、やる気が出ないというか…そういう瞬間があった」と回想した。その上で「今思い返せば、年齢的にも人生の第3コーナーを回って、第4コーナーに入る手前なのかなとか、そういうことを考え始めて不安になるような」と心境を吐露し「元々ショートスリーパーなんですけど、寝つきが悪くなったりとかっていうことがあった」と明かした。
「そのうち乗り越えられるかな」と思っていたというが、これまで大病にかかったことがなかったという別所は当時、自身の変化にかなり驚いたと回顧。その経験を踏まえ「今までは、あえてそっとしておくっていうか。でも、あんまり距離を置きすぎたりするんじゃなくて、明るく健康に話せる環境があればいいな」と更年期に悩む女性たちに寄り添う姿勢を見せた。また「人間、喜怒哀楽は必要なんだけど、日常生活では抑制されている。それを俳優という仕事の中でできてることはすごくいいなって思います」と笑顔で語った。
最後は観客らとともに「更年期ケアヨガ」を実施。体をひねったり伸ばしたりして、積極的に取り組んでいた。