大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)の会見が行われ〝サクジュニア〟こと桜庭大世(26)が総合格闘技デビューし、矢地祐介(34)と対戦することが発表された。
〝IQレスラー〟こと桜庭和志の長男・大世は、昨年9月に父主宰のグラップリングイベント「QUINTET」でプロデビュー。アテネ・北京五輪の柔道男子66キロ級金メダリストの内柴正人にヒザ十字固めで一本勝ちした。さらに今年1月にはK―1アマチュアに出場しKO勝利。10月の「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」ではQUINTETルールで倉本一真と引き分けた。
今回が待望のMMAデビューとなる大世は「日本で一番大きいRIZINの大みそかという舞台に立てるのは親の名前でしか立てないと思うし、ペーペーなのでとにかくしっかり戦いたいです。人の感情を揺さぶるような試合をしたいと思うので楽しみにしていてください」と意気込んだ。
矢地の印象を問われると「ベテランですごいマッチョな印象です。僕が勝っているところは逆に、何も知らないところかと思います。僕の作戦は〝とにかく全力を出そう作戦〟なので、打撃で来たら打撃も行きたいし。どっちかというと寝技が得意なので寝技でも」と力を込めた。
また、グラップリングの練習をともにしている父からのアドバイスを問われると「『頑張れ、一生懸命練習しろ』みたいな感じです」。セコンドについても「めんどくさがり屋なんで、もしかしたら就いてくれないかもしれないですけど、まあ、聞いてみます」と苦笑いした。
この日はほかに「上田幹雄vsキム・テイン(韓国)」「YA―MANvsカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)」も発表された。