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王貞治氏 大谷翔平級スター輩出プロジェクトを始動 「運動の中で野球が1番」を目指す

東スポWEB 2024年11月20日 16時9分

ソフトバンクの王貞治会長(84)が、20日に東京都内のホテルで行われた会見に出席。『王貞治・大谷翔平を超える世界的ヒーローを生み出そう 「Beyond OH プロジェクト」』について発表した。

同プロジェクトは、王会長が呼びかけたプロ・アマ、女子野球、ソフトボールなど延べ23団体・組織の60名が参加した「球心会」によって今年6月から議論されたもの。野球界、ひいてはスポーツ界から子どもたちに夢を与えるヒーローが生まれていくための現実的で、具体的なアクションを起こしていくための内容がまとめられている。

近年では日本の人口減少に加え、サッカーやバスケットボールなど他のスポーツの台頭もある。野球が人気スポーツであり続けるためにも、「(ドジャースの)大谷(翔平)君は大変素晴らしい活躍をしてくれている。こういう時こそ、我々は立ち上がってより将来に向かって話し合うべきではないか」と語った。

一方で、プロジェクト名にもなっている大谷の〝協力〟については、「彼が賛同してくれたら、そんな嬉しいことはありません。だけど、彼はあくまで現役ですから邪魔をしたくないです。いずれ卒業したら一緒に歩んでいきたいという希望を持っています」と話すにとどめた。

また、同日の12球団オーナー会議では、同プロジェクト〝50年後、100年後の未来を見据えた、オール野球界での取り組みに関する提言〟についてオーナー全員に説明。王氏は「コミッショナー会議で発言する場をいただけたのは、大変うれしく力強く感じました。我々のいま進めようとしていることが、ある程度許容されたように感じています」とうなずいた。

今後はプロジェクトのさらなる発展と、来年には法人化を目指す予定だといい、「野球界の現在の盛り上がりを先々にも絶対に、今の野球少年の数も減らない、運動する中では野球が1番楽しいと思ってもらえるような野球であってほしい。より前向きな話し合いをして、低学年から女性を含めて関心を持ってもらえるように進めていきたいと思っております」と言葉に力を込めていた。

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