韓国の人気俳優のチャン・ドンゴン(52)が20日、都内で行われた映画「満ち足りた家族」ジャパンプレミアに、監督のホ・ジノとともに登壇した。
同作では、韓国を代表する名優のソル・ギョングが弁護士の兄、チャン・ドンゴンが小児科医の弟として兄弟役を演じる。一つの事件をきっかけに家族が崩壊していく、予測不可能なスリラー作品。
チャンが登壇するやいなや、観客席からは黄色い声が飛び交った。その様子を見たチャンは、舞台上で目を細め「こんばんは、チャン・ドンゴンです」と日本語であいさつした。また、長めのコメントをした後は訳すのが大変だと思ったようで、通訳に「おつかれさまでした」と頭を下げる場面も。会場は和やかな雰囲気に包まれた。
今作では〝道徳的で善良な医師〟を演じたが「最初シナリオを読んだ時、役柄に引かれた理由の一つは、より現実に足の着いた役柄だと思った。とてもいい人に見えるキャラクターです。でも、そんな人の裏側にも隠れた本性がある」と役どころを語り「彼の本性を少しずつ出していけるといった点で、演技をしながらも楽しい作業となりました」と演技の感想を語った。
最後に「本作も、映画を見終わったあとに、皆さん色んなことを考えさせられるであろうと思います。どうかあれこれと考えを巡らせてください。本当に意味のある時間になると思います」と呼びかけ「ぜひお楽しみください。そして、周りの方にたくさんおすすめお願いします」と笑顔でアピール。観客らに指ハートを届けてステージを去った。