野球の国際大会「プレミア12」で大会連覇を狙う侍ジャパンは20日、東京ドームで開幕するスーパーラウンド初戦となる米国戦に向け、前日練習を行った。
練習後、井端監督は、「私自身も非常に気持ちが高ぶってきているし、今日の選手の動きを見て、また一段と動きも良かった。選手の方もだいぶ気持ちが入ってきていると感じた。明日は良い試合をしたい」と決意をにじませた。
先に会見を行った米国代表のソーシア監督が先発投手を問われた際、「もう決まっている」と言いながらも「24時間後にお知らせします」とはぐらかしたが、井端監督は「高橋宏斗(中日)でいきます」と明言。「予選ラウンド、強化試合は不本意なピッチングだったと思うが、1年を通して素晴らしい球を投げてきた。彼にとって最後の先発になると思うので、彼らしいピッチングをしてもらえればいい」と期待を寄せた。
大事なスーパーラウンド初戦・米国戦の先発を託された高橋は「悔いだけは絶対に残さないように。技術どうこうは関係ない。チームが勝てるように、世界一になれるようにっていうことだけを考えてマウンドに上がりたい」と腕をぶした。
大会連覇に向け、米国戦は試金石となる。井端監督は「スピードのある選手もパワーのある選手もバランスよくいる。こちらのミスがないことが大事」と警戒した上で「優勝は当然目指している。そのために明日の初戦は大事。いい準備をして臨めれば」と意気込んだ。