サッカー北中米W杯アジア最終予選の日本代表対中国代表戦(19日、アモイ)で試合会場のピッチ幅が狭く設定され物議を醸した中、地元記者が内幕を明かし話題となっている。
試合は日本代表が3―1で勝利したが、ピッチ幅が国際サッカー連盟が推奨する68メートルよりも狭く、選手から驚きの声が上がった。元のサイズで引かれた線の跡も残されており、中国代表の〝奇襲〟が波紋を広げた。
中国メディア「新浪体育」によると、同国スポーツ専門メディア「体壇週報」記者の馬徳興氏がラジオ番組でピッチ縮小問題に言及。「事前に知っていた」と明かした。
同氏は「(練習拠点の)ドバイで代表チームのスタッフと話していたら『日本代表戦ではチャンスがあるかもしれない』と言われた。なぜかと聞いたら、『日本代表はピッチの幅を広く使うのが好きだから、(ピッチ幅を)少し狭くする』と言ったんだ」と戦略を明かされたという。
「その時は私も言ってはいけないこと、書いてはいけないことがあったから(報じなかった)。で、アモイに戻ってピッチを見てみると、本当にラインは縮まっていた。意図してやっていたことだね」と、狭くするという言葉が本当だったとわかったという。
なりふり構わぬ姿勢だったのは間違いない。