今季ナ・リーグ新人王に輝いたパイレーツのポール・スキーンズ投手(22)が出演したラジオ番組でドジャースの大谷翔平投手(30)について熱く語った。
スキーンズは20日(日本時間21日)に米長寿ラジオ番組「ダン・パトリック・ショー」にゲスト出演し、ナ・リーグ新人王受賞の喜びやオフの過ごし方などについて明かした。その中で司会のパトリック氏に「大谷との対戦はどうだった?」と聞かれこう振り返った。
「すごくクールだった。見ての通り、最初の打席(は空振り三振)、2度目の打席はやられたけど、それもクールだった。その後で彼のドジャー・スタジアムに行き、今季だけでも5~6回彼と対戦する機会があった」
スキーンズはカリフォルニア州フラートン出身。学生時代は投手と捕手の二刀流だったこともあり、大谷は憧れの存在。高校時代の2018年4月8日に新人・大谷の本拠地デビュー戦を観戦し、7回途中までパーフェクトの快投を目撃した。
「来年も5~6回対戦する機会がある、再来年も。それは楽しみの一つ。ただスカウティングリポートを見て、特定の場所に投げるのではなく、実際に野球をやって彼をアウトにしなければならないからね。とてもクールな経験だよ」
「怪物」の異名を持ち、今年5月にメジャーデビューしたスキーンズは、6月5日にパイレーツの本拠地PNCパークで大谷と初対戦。初対決は全て100マイル(約160.9キロ)超えの速球3球で空振り三振。3回二死一塁はフルカウントから100.1マイル(約161キロ)の速球を中堅バックスクリーンに運ばれた。3打席目も速球を捉えられ、右前打だった。
8月10日にドジャー・スタジアムで行われた2度目の対戦では緩急を使って3打数2三振としっかりやり返した。
「ユニコーン」対「怪物」は野球ファン注目の黄金対決。大谷が投手復帰する来季は投げ合いも楽しみだ。