中日の大野雄大投手(36)が21日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、3億円から60%となる1億8000万円ダウンの1億2000万円(推定)でサインした。
大野は2023年4月に左肘のクリーニング手術を受け、昨年は1試合の登板に終わった(0勝1敗)。今季は故障からの復活を目指したが9試合に登板して2勝6敗、防御率4・87の成績だった。
「1年間、投げるということを目標にシーズンをスタートとしているがそれが全くできなかった」と今季を振り返った左腕は「(球団からは)〝大野君は中6日で投げてくれることを期待している〟と言われた。自分の長所はそこだと思うし、1番充実感を感じられる。規定投球回を投げて年間23、4試合を投げられたら。それをもう1度やりたい」と先発ローテーション復帰に意欲を語った。
さらに「大幅に年俸が下がることはわかっていた。それでも(球団から)必要と最初に言ってもらったのがうれしかった。この2年何もできてなかった。その中で契約してもらったので結果で返していきたい」と来季の逆襲を誓った。