米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が20日(日本時間21日)に放送され、新日本プロレスの石井智宏(48)が、〝ラーニングツリー〟ことROH世界王者クリス・ジェリコ(53)との調印式に臨んだ。
石井は6日(同7日)放送の「DYNAMITE」でジェリコと6人タッグ戦で激突。垂直落下式ブレーンバスターでピンフォール勝ちを収め、2022年11月以来となる同王座挑戦が決定した。
この日の放送では王座戦の調印式が行われた。ところがジェリコは調印書を手に日本語で「チョット待ッテクダサイ」と言い残すとそそくさと退席。もちろん逃がすわけにいかない石井は、無言でジェリコを会場の通路を追いかけまわす。
ついにリング上に追い詰められたジェリコが「石井、サインをしたいんだがペンがないんだ」と弁明すると、石井はボールペンを取り出してサインを迫る。するとここでジェリコと共闘するビッグ・ビルとブライアン・キースが登場し、石井は襲撃されてしまった。
しかし石井にはマーク・ブリスコとロッキー・ロメロが助太刀に駆け付ける。石井がビッグ・ビルを場外へ吹き飛ばすと、ロッキーがトぺ・スイシーダを発射。ブリスコはジェイドリラーでキースを排除する。最後は石井がジェリコを垂直落下式ブレーンバスターでKOし、サインを入れた調印書を突きつけた。2年ぶりの王座戦での激突を前に、元WAR同士の両雄の遺恨は深まるばかりだ。