〝改心〟していなかった。競泳男子でパリ五輪代表の瀬戸大也(30=CHARIS&Co.)と妻で飛び込み女子元日本代表の馬淵優佳さん(29)が、離婚協議を始めていたと「文春オンライン」が20日に報じた。離婚調停中で親権などを巡って話が難航しているという。2020年秋に瀬戸の不倫が発覚した後も夫婦は二人三脚で走っていたが、いったい何があったのか――。選手、関係者の証言から真相に迫った。
20年秋に「週刊新潮」が不倫を報じると、瀬戸をサポートしていた多くのスポンサーが撤退。日本水泳連盟からは「年内の活動停止」などの処分が下された。21年の復帰戦では「恩返しをしたい」と語っていたものの、以前と同様に六本木や歌舞伎町のキャバクラなどで豪遊。「文春オンライン」は「優佳さんは、不倫騒動後も〝変わっていない〟大也を目の当たりにしたのでしょう」との関係者コメントを紹介し、不仲に至った経緯を説明している。
かねて瀬戸の〝遊びグセ〟は競泳界で有名な話だった。不倫騒動で大きな代償を払うも、心を入れ替えることはなかったという。ある選手は「不倫がバレた後も『何が悪いの?』みたいな感じで遊びまくっていた」と証言。代表OBも「いまだに大也は遊んでいると、いつも聞いていた。いつかまた同じ目に遭うと思っていた」と明かすなど、業界内からも厳しい声が上がっている。
22年春からは16年リオデジャネイロ五輪女子200m平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを育てた加藤健志コーチに師事。しかし、23年秋からはオーストラリアに拠点を変更した。名伯楽として知られるマイケル・ボール・コーチの指導を受けることが狙いだった一方で、競泳関係者は「厳しい練習で知られる加藤さんだと遊べない。その環境に耐えられなかったのでは」と指摘していた。
瀬戸と加藤コーチは「パリ五輪金メダルプラン」を策定して、長い目で強化に取り組むはずだった。ところが、瀬戸は加藤コーチの目を盗んでは、羽を伸ばしていた。別の競泳関係者は「加藤コーチが練習メニューを大也に渡したのに、本人は石垣島の夜のお店に行っていたこともあったみたい。ある日、プールに大也がいないという情報が入ってきてウソが発覚したけど、大也自体はウソすらもバレていないと思っていたそうだよ」と苦笑い。優佳さんだけでなく、コーチも裏切っていたわけだ。
パリ五輪では200&400m個人メドレーに出場。ともに7位と表彰台に上がることはできなかった。直近では400m個人メドレーで前人未到の7連覇が懸かる世界短水路選手権(12月、ハンガリー・ブダペスト)に照準を合わせているが、複数の競泳関係者は「この状況で代表として出場できるのか」と困り顔。自らの行動で再び窮地に立たされてしまった。