卓球女子シングルスで世界ランキング10位の伊藤美誠(スターツ)が、涙ながらに葛藤を告白した。
世界ランキングの上位選手で争うWTTファイナルズ2日目(21日、福岡・北九州市立総合体育館)の女子シングルス1回戦では、急成長中で同8位の大藤沙月(ミキハウス)に1―3で敗戦。第1ゲームを13―11で先取するも、第2、3、4ゲームを相次いで奪われた。試合後には「ちょっともったいなかった。自分がもうちょっと相手を崩すべきだったかな」と悔しさをにじませた。
今大会が2024年最後の国際大会となった。この1年について問われると「本当にいろんな思いをしたというか、でもすごく楽しい1年だった」と切り出した上で「周りの人たちにやっぱ下がったなと思われるのが自分の中ですごくつらい。もっともっと頑張りたいし、日本人対決ってすごく自分の中で難しい。でもやっぱり勝つことによって自分の自信になる。だからもっともっと日本人対決をしっかり勝利して上に行けるように頑張りたい」と率直な思いを語った。