卓球女子シングルスで世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)が勢いに乗っている。
世界ランキングの上位選手で争うWTTファイナルズ2日目(21日、福岡・北九州市立総合体育館)の女子シングルス1回戦で伊藤美誠(スターツ)に3―1で勝利。第1ゲームは11―13で落としたが、第2、3、4ゲームを連取した。大藤は横井咲桜(ミキハウス)と組む女子ダブルスでも4強入りを果たしており、大舞台で強さを見せている。
シングルスの世界ランキングは今春の段階で100番台だったものの、半年あまりで日本勢3番手に浮上。「苦しい試合だったけど、その時でも自分を信じてできてよかった」と伊藤戦を振り返った上で、次戦以降に向けて「1年前には想像していなかった舞台なので、すごく楽しい気持ちで試合ができている。次も楽しむ気持ちを忘れず頑張りたい」と力を込めた。