ソフトバンクの球団納会が21日、福岡市内のホテルで行われ、王貞治球団会長(84)がナインに労いの言葉をかけた。
今季は91勝を挙げ、2位日本ハムと13・5ゲーム差をつけて4年ぶりのリーグ制覇を果たした。その一方で、日本シリーズでは幸先よく連勝したものの、第3戦からまさかの4連敗。日本一奪取とはならなかった。
王会長は「今年は小久保監督のもと42もの貯金を作り、最高のシーズンでした。日本シリーズは勝てなかったが、この一年の戦いが否定されるわけではありません。このオフは胸を張って過ごしてください」と選手に言葉をかけた。
話題は早くも来シーズンへ。「今年良かった人も悪かった人も来年はゼロからのスタートです。それぞれ課題を持っていると思います。野球人生は短いものなので、自分なりに自分の道をつかむべく頑張ってほしいです。われわれの2025年はもう始まってます。来年こそさらにいい年にしましょう。一年間お疲れさまでした」とあいさつを締めた。
リーグ連覇、そして今年達成できなかった日本一へ、すでに王会長の目は来季を見据えていた。