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【プレミア12】韓国戦の〝屈辱〟から高橋宏斗の快投を生んだ中日同期とのビデオ通話

東スポWEB 2024年11月22日 5時4分

国際大会「プレミア12」のスーパーラウンドが21日から東京ドームで始まり、日本代表は米国戦に9―1で鮮やかな逆転勝利を収めた。

打のヒーローは2本塁打を含む3安打7打点の大暴れを見せた小園(広島)だが、試合をつくったのは先発した高橋宏斗投手(22=中日)だった。4回まで毎回の8三振を奪う無失点の快投で「前回の登板からしっかり修正ができました。何よりゼロに抑えられてよかったです」と胸をなで下ろした。

前回先発した15日の韓国戦(台北ドーム)では4回7安打2失点で降板。ペナントレースでは本塁打を1本しか許していなかったが、1点リードの4回に朴東原(パク・トンウォン)に同点アーチを浴びるなど悔いが残るマウンドとなっていた。

そんな右腕のモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのが、同い年で中日同期入団の松木平だ。この日、630万円増の年俸1050万円(推定)で来季契約を更改した松木平は、高橋宏が被弾した翌16日にビデオ通話で20分ほど話したという。

「久々にホームラン打たれたなという話をしたら〝マジえぐいよ〟と言っていて。すごく力んだと言ってました。あの宏斗でも大きな舞台になると力むんだなと思ったので、自分もああいう大きな舞台で投げたいという思いになりました」

チームが勝利したとはいえ、韓国戦での投球には納得いかなかったのだろう。ビデオ通話でのやりとりの中では高橋宏から「心から笑えてないからマツキ、一発笑わせてよ」とのリクエストもあったという。

そんな親友との会話が高橋宏の気分転換につながったことは間違いない。松木平自身も「日本を背負って戦ってるって相当すごいことなんだなって思いましたね」と国際大会の重みを実感していたが、昨年のWBCに続いて竜の新エースが侍ジャパンに勢いをもたらしている。

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