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斎藤元彦氏再選で幕を閉じたが…〝新おねだり〟議員誕生、相生市長は謝罪のカオス続く

東スポWEB 2024年11月22日 6時14分

兵庫県知事選の期間中に起きた騒動が収まる気配がない。

同知事選では斎藤元彦氏が再選し、2期目がスタート。斎藤氏に敗れた稲村和美前尼崎市長の後援会は運営するXのアカウントが選挙中に2度にわたって、凍結されたことに組織的な虚偽の通報があったとして、22日にも兵庫県警に刑事告訴することになった。

「Xのルールに反する行為はなく、大量の一斉通報が行われたことによる凍結と推測」(ともにつくる兵庫みらいの会)。発信ができなくなったことでの選挙への影響は大きかったとして、公職選挙法違反の可能性も視野に入れている。

稲村氏を巡っては、パワハラ騒動と炎上した相生市の谷口芳紀市長が21日、謝罪するハメとなった。谷口氏は劣勢となっていた稲村氏を支援すべく選挙中に県内22人の市長有志で支持を表明。会見で谷口氏は「(斎藤氏を)私は少なくとも県知事として資格がないんじゃないかと」机をバンと叩き、すごんだことで「これぞパワハラ市長」と抗議が殺到。この日、「今後、このようなことがないよう、十分注意してまいります」と謝罪に追い込まれた。

また百条委員会で斎藤氏を追及していた竹内英明氏がSNSで誹謗中傷を受けたとして県議を辞職すれば、委員長を務める奥谷謙一県議は選挙中にNHKから国民を守る党の立花孝志代表から街頭演説で「脅迫された」と会見で発言。立花氏を名誉毀損容疑などで刑事告訴することも検討しているという。

これに対し、立花氏は「適法な選挙運動を脅迫という犯罪行為であると発言したのは不法行為」と主張している。

一方で、同委員会の委員で、斎藤氏のおねだり疑惑を追及していた丸尾牧県議は今後、想定されるであろう裁判、開示請求、名誉毀損等への対策として、費用のカンパを訴えたことで「おねだりはどっちだよ」とネット上は炎上している。

ユーチューバーで、立花代表率いるN国党から衆院補選や都知事選に出馬した福永活也弁護士はXに「パワハラ知事なんて許せん!バン!!って机を叩くパワハラ市長がいたかと思えば、おねだり知事なんて許せん、金くれ!っておねだり県議が登場か?」と苦笑。知事選が盛り上がった分、ゴタゴタはまだまだ続きそうだ。

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