落語家の春風亭一之輔(46)が22日、ニッポン放送「あなたとハッピー!」に生出演。訃報があった桂雀々さん(享年64)を追悼した。
雀々さんの所属事務所は15日、公式サイトで「持病の糖尿病により、現在入院加療中です」と報告し、年内出演予定の落語会の見合わせを発表していた。
22日の雀々さんの訃報を受け、一之輔は「僕の先輩で、上方の落語家さんなんですけど桂雀々師匠という方が、急死」と話し始め、「11月の頭に『博多・天神落語まつり』っていう毎年やっているイベントがあるんですけど、それに出演予定だったんですけど、急にその直前にね、お倒れになってですね。休演ってことになった」と話した。
亡くなったことはニュースで知ったという。「雀々師匠は死ぬとは思わなかった。死ぬような人ではないですからね。ものすごいパワフル。多分落語家の中で一番パワフルな落語をやる人じゃないですか?」と話し、「ずっと生き続けるようなそういうパワフルさがあった。だからちょっとびっくりしましたね。全然、気持ちの整理がつかない」と心境を述べた。
雀々さんの落語については「全身使って、お客さんは大爆笑。人間ってこんな汗かくのかってくらいブワーって。でかい声張り上げて」と振り返った。
さらに「僕とは芸風がちょっと違うんですけど、こういう人のこういう良さみたいなの。いいなぁ、この笑いの取り方とか、すごく勉強させていただきました」と語り、「ご冥福をお祈りしますとしか言いようがない。ありがとうございました、雀々師匠…本当に」と追悼した。
また、雀々さんの所属事務所の公式Xは、19日に「12/1(日)『第六回せせらぎ寄席 ひるの会』に出演を予定しておりました桂雀々は、体調不良のため出演することができなくなりました」と投稿していた。