ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)がドジャース入りするという密約説などの憶測が出ていることについて、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「(これまでも)細心の注意を払ってきた」「もしルール違反があったと思われたら徹底的に調査する」と強い姿勢で臨んでいる。
米スポーツサイトのアスレチックは21日(日本時間22日)、マンフレッド氏の「我々は(佐々木を巡る交渉過程で)何が起こるか様子を見るつもりだ。もしルール違反があったと思われたら徹底的に調査し、真相解明に努める。だから安心してほしい」とのコメントを紹介した。
2025年度のインターナショナル・ボーナス・プールが1月15日にリセットされる。レッズ、タイガース、マーリンズ、マリナーズ、レイズなど8球団が最高額の755万5500ドル(約11億6700万円)で、ドジャースはジャイアンツと並んで最低額の514万6200ドル(約7億9400万円)で決まっている。
同サイトは「理論的には、より公平な(獲得)競争が可能となる」と説明し、「ドジャースが佐々木の獲得に関してスポーツ規則に違反したという公表された報告はない。だが、今季、ロッテでプレーしたダラス・カイケル投手がニューヨーク・ポスト紙に『ドジャースとの契約が決まっている』という噂を聞いた」と語ったことに触れ、「憶測は絶えない」とまとめた。