放送作家の高田文夫氏が22日、自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送のラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で、訃報が報じられた落語家・桂雀々さんが本来ならこの日のゲストだったことを明かした。
雀々さんの所属事務所は15日、公式サイトで「持病の糖尿病により、現在入院加療中です」と報告し、年内出演予定の落語会の見合わせを発表していた。
高田氏は番組の冒頭「本来は今日、ゲスト雀々さんだったんだよ」と明かした。「(スケジュールを)押さえてあったんだよ。それで、『体調悪いんだ』なんて連絡があって…」
高田氏より雀々さんは一回り年齢が下だが、同じねずみ年ということで仲が良く、毎年暮れの雀々さんの独演会に高田氏がゲスト出演。そのPRも兼ね、雀々さんがこの時期に「ビバリー昼ズ」に出演するのが毎年の恒例になっていた。
今年も12月22日、高田氏をゲストに招いて雀々さんは独演会を行う予定だった。
高田氏は「キャンセルしてくださいって。やな予感するなと思ったんだよ。そしたらさ…。まあね、いやいや、こうして立て続けだからさびしいな」と雀々さんの死を惜しんだ。