MLB史上初の女性フルタイムコーチとなったジャイアンツのアレッサ・ナッケン氏(34)がガーディアンズに移籍すると21日(日本時間20日)、米メディアが報じた。
ナッケン氏は2014年にジャイアンツの球団運営部にインターンとして入社。20年にコーチに就任し、同年7月23日の開幕戦でMLB公式戦初出場を果たした。22年4月12日のパドレス戦では一塁コーチが退場処分となり、代役として女性として史上初めて一塁コーチも務めた。
今年1月には長女のオースティンちゃんを出産。「MLBにママさんコーチ誕生」と大きな話題となった。ガーディアンズではフロントオフィス入りして、選手育成のアシスタントを務めるという。
ナッケン氏のコーチとしての手腕は高く評価されており、米メディア「クラッチポイント」は「ジャイアンツでの在任期間、スポーツの新星として彼女の評価を確固たるものにするマイルストーンはいっぱいだった。コーチングスタッフとしての多彩な役割から、フィールドでの歴史的な出場まで、ナッケンのジャイアンツへの貢献は従来のコーチの役割を超えていた」と指摘。
さらに20年から昨季途中までチームを指揮したゲーブ・キャプラー元監督(49)の「アリッサはメジャーリーグのチームを率いることができる人物のすべての特性とスキルを持っている」というコメントも載せ、ナッケン氏のコーチング能力を絶賛した。
新天地となるクリーブランドでも、らつ腕を振るいそうだ。