新日本プロレス22日横浜大会の「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の鷹木信悟(42)、辻陽太(31)組が大会3連覇中の「毘沙門」こと後藤洋央紀(45)、YOSHI―HASHI(42)組に初黒星を喫した。
優勝候補同士が激突した前半戦の天王山は、攻守が目まぐるしく入れ替わる大熱戦となった。鷹木が狙われた毘沙門の合体技・消灯を辻のカットで防ぐと、YOSHI―HAHSIに狙いを定めて波状攻撃をしかけていく。辻の雪崩式ブレーンバスターから鷹木のスライディングラリアート、さらには合体ジャーマンをさく裂させた。
後藤に対して辻のニーアタックから鷹木のパンピングボンバーを決めると、YOSHI―HASHIには合体のパンピングブラスターを狙う。ところが辻が場外の後藤に足をつかまれ、阻止されてしまった。
ならばと鷹木がYOSHI―HASHIとの激しい打撃合戦から、強烈なパンピングボンバーを発射。ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙ったが、これを頂狩で切り返されてしまい、3カウントを奪われてしまった。
まさかの逆転負けに鷹木は「オイオイオイ! 負けちまったじゃねえか。さすが毘沙門だな。何だ、最後の…丸め込み? あんなのパワーボムみてえじゃねえか。ああ、効いた! こっからだこっから! こっからがスタートだ!」と逆襲を宣言。
入場時に横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督と鈴木尚典打撃コーチとグータッチをかわした辻も「地元・横浜で、鈴木コーチと三浦監督の前で勝利をつかみ取れなかったのでは、今年のベイスターズの勝利(日本一)に報いることができない。ただ、リーグ戦は続いていく。優勝という結果で、ベイスターズに報いたいと思う」と誓っていた。