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【新日本・WTL】後藤洋央紀 家族の〝トラウマ〟払拭なるか…4連覇で狙う父の威厳回復

東スポWEB 2024年11月23日 5時9分

新日本プロレス「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦(22日、横浜)で、「毘沙門」こと後藤洋央紀(45)、YOSHI―HASHI(42)組が鷹木信悟(42)、辻陽太(31)組を下し、連勝発進を飾った。4連覇へ突き進む後藤の背中を押すのが、〝トラウマ級悲劇〟を味わわせてしまった家族の存在だ。

優勝候補同士の天王山は、互いに一歩も譲らぬ意地の張り合いとなった。最後はYOSHI―HASHIが窮地に陥るも、鷹木のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを頂狩で切り返し大逆転。公約に掲げる全勝優勝へまた一歩前進した。

昨年大会で史上初の3連覇を達成した後藤だが、結果を残さなければいけないという思いは例年よりも強い。長男と次女が観戦に訪れた10月14日両国大会ではIWGP・GLOBALヘビー級王者デビッド・フィンレーに敗北。フィンレーの執拗な挑発からの残酷な結末に、次女は号泣してしまった…。

「子供たちを泣かせたまま年を越せないですよ。後藤家の平和を守るためにも」と豪語する。大会後の休日には次女を「ソレイユの丘」(神奈川・横須賀市)へ連れていきメリーゴーランドで機嫌を取ったが、もちろんそれだけで帳消しにできたとは思っていない。

「プロレスがトラウマになってるので。このままでは見てくれなくなる。そうならないためには、このままではダメだと。強い父親の勝利を見せて、来年以降も応援に来てくれるようにしないと」と優勝を誓う。

次女だけでなく長男も後藤の敗北にショックを受けていた。テレビでIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.の試合が流れていた際に、後藤が「俺もアイツに挑戦してやるぞ。まだベルト狙ってるぞ」と宣言したことがある。

ところが息子からは「パパ…無理だ」とまさかの返事が…。「両国で負けた直後だったとはいえ、一度そう言わせてしまったんでね。今は応援してくれてますけど、俺はリングで挽回しなきゃいけないんですよ」と、今後の活躍で父親の威厳を回復させるつもりだ。

来年1月4日東京ドーム大会の本戦出場のためにもWTL制覇は譲れない。「1・5(東京ドーム)にはヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が来るとも言っていたので。彼らに借りを返してないのがずっと心残りなんですよ。アイツらとも再戦して、借りを返す最高のチャンスだと思っているので」。宣戦布告した荒武者が、タッグ戦線から捲土重来を期す。

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