米女子ゴルフの今季最終戦「CMEツアー選手権」2日目(22日=日本時間23日、フロリダ州ネープルズのティブロンGC=パー72)、ポイントランキング上位60人が出場する中、古江彩佳(24=富士通)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算6アンダー、首位と4打差の4位に浮上した。
古江は1番パー5でトラブル。ティーショットを左に曲げると第2打をブッシュに打ち込むなど5オン1パットのボギーとした。「ダボを叩いてもおかしくなかったのをボギーで終えられたので。そこから切り替えてしっかりバーディーも取っていけたので落ち着いてラウンドできた方かな」とし「パッティング自体は悪くないので(ラインを)読めていたかな」と振り返った。
出だしからトラブルに見舞われても、普段通りに冷静に対応。年間女王のタイトルととともに史上最高額となる優勝賞金400万ドル(約6億4000万円)がかかる今季最終戦でも、焦りやプレッシャーはまったくみられなかった。
試合を中継した「WOWOW」で解説を務めたレックス倉本は「平常心と言ったらいいのでしょうか。喜怒哀楽に激しく左右される選手ではない。1年を通してゴルフ場の中、もしくは私生活でもそうなんじゃないでしょうか。(メンタルが安定しているので)戦っててもさほど疲れないのも強さの一つかもしれない」と語っていた。
古江は最終戦の優勝争いについて「その辺は考えずに。このコースは難しいので目の前のことに集中していければいいと思います」とし、平常心で残り2日に臨む。