DDT23日の後楽園大会で、所属の岡田佑介(31)が引退のあいさつを行った。
昨年末、下腹部に違和感を覚えた岡田は1月初旬に病院で検査を受けた結果、下腹部に腫瘍が見つかった。手術の結果、がんだったことが判明。抗がん剤治療のため欠場が続いていた。がんは寛解傾向にあるが、体力的な問題からプロレス活動を続けていくことが困難になったため引退の結論に至った。
この日の第2試合後、スーツ姿でリングに上がった岡田は目に涙を浮かべ「DDTの岡田です。すいません、感極まって…」と声を詰まらせる。そして「今回、引退することになりました。治療は順調で(体調は)全然大丈夫です。ですけど、いろいろ考えてこのような形をとらせてもらいました」と治療は順調であるとした。
その上で「プロレスラーになって約8年、そのうちの4年をDDTで過ごすことができました。DDTに来て幸せやったしめちゃくちゃ楽しかったです。最高の仲間とお客さんにめぐり合えて幸せでした。これからはDDTをファンとして支えていきたいです。4年間ありがとうございました」と頭を下げ、高木三四郎と秋山準から花束を受け取った。