DDT23日の後楽園大会で前KO―D無差別級王者の〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)とノアの拳王(39)が危険な邂逅を果たした。
先に接点を求めたのは青木だった。16日の本サイト上で「東北方面からお告げがあった」としつつ拳王戦を熱望しSNS上でやりとりをかわした。するとこの日の第3試合の6人タッグ戦で松永智充をフルネルソンで押さえ込み勝利した青木が「2025年元日に俺は拳王を討ちに行く。ノアの武道館に拳王を討ちに行く」とマイク。ノア1月1日の東京・日本武道館大会に殴り込みをかけるとぶち上げた。
するとそこに激高した拳王が登場しイスを投げ込む。青木から「何をそんなに怒ってるんだ?」と問われると「うるせえんだよ。1月1日? ノアのリング? お前なんか来るんじゃねえよ!」と拒絶だ。さらにDDT12月28日の東京・両国国技館大会での対戦を求められると「俺がこんな安っぽっちい、きたねえリングに上がるわけねえだろ! こんなきたねえ、安っぽっちいリングを見に来てるクソヤローどもも、きたねえな!」とののしりブーイングを浴びる。そして「おい、青木。俺はな、〝総合格闘家の青木真也〟はまだいいんだ。だが、DDTの青木真也はめちゃくちゃチープに見えてるんだよ。DDTの青木真也? お前、本当に強いのか? 今日は俺の付き人来てるんだ。お前、今からコイツと戦え」と一緒に連れていた大和田侑と対戦を求めた。
これを青木は即受諾だ。予定外のゴングが鳴らされると大和田にエルボーで襲い掛かられたがすぐに得意のフルネルソンで捕獲し、首を制したまま無理矢理マットに押し付けて秒殺の3カウントを奪った。するとリングで青木と拳王がにらみ合いとなる。そこに現れた中村圭吾が拳王に襲い掛かり「DDTファンをけなすようなクソ金髪ヤロー、俺がやってやるよ!」と叫んで乱闘に発展。拳王も興奮して「やってやるよ、お前!」と12月28日の両国国技館での対戦を受けて立った。
その後、青木は「拳王を倒すんじゃない。俺たちが上であることを証明するんだ」と断言。続けて「俺たちは下じゃない。同じでもない。一番面白くて、一番強いんだ」と力を込めた。