米スポーツ専門局ESPN(電子版)は22日(日本時間23日)、各球団の想定予算をもとにした「MLBオフシーズン24―25 FA(戦線)が本格化する中で注目すべき球団」というタイトルの特集記事を掲載し、カブスにとっての完璧な取引に「ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)と契約すること」を挙げた。
「(カブスは)フアン・ソトの獲得に乗り気ではない。最高クラスの先発投手を獲得する意思も見せていない」背景には、「ヤンキース、メッツ、ドジャースといった大都市球団と比較して、チーム総年俸を引き上げることに積極的ではない」オーナーの意向があると指摘。それを踏まえて「もし本当に緊縮財政がカブスの作戦であるなら」マイナー契約が絶対条件となる佐々木が「完璧な」相手になると説明した。
「25歳ルール」の対象となり、マイナー契約の佐々木はどの球団にとっても魅力的な戦力となる。同電子版は佐々木にとって「先輩的存在のダルビッシュ有がいる」パドレスが「アドバンテージを持っている」ことに注目。「ダルビッシュ、シース、キングを含む先発ローテーションに佐々木が加わると、ナ・リーグ西地区でドジャース追撃を目指するサンディエゴ(パドレス)にとって大きな意味を持つことになる」と分析した。
ただし、完璧な取引として挙げたのはドジャースからFAのビューラーとの契約だった。