全日本プロレスの〝暴走男〟こと諏訪魔が、うれしいバースデー勝利を挙げた。
23日の埼玉・所沢大会で行われた暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」Bブロック公式戦で、諏訪魔&鈴木秀樹は黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾と対戦。いつものように長い黒潮の入場後、この日に48歳の誕生日を迎えた諏訪魔が登場すると、会場は大きな歓声に包まれた。
開幕から2連敗とスタートダッシュに失敗したが、この日は気合十分。諏訪魔はチョップで2人をなぎ倒すなど大暴れだ。だが、ラストライドを狙い立花を捕らえた瞬間だ。黒潮から、サプライズでバースデーケーキをプレゼントされた。
戸惑いながら技をといて受け取ると、案の定ワナだった。直後に丸め込みを狙われたが、何とかこれを回避。鈴木と合体のダブルアームスープレックスを黒潮に決めると、最後は諏訪魔が渾身のバックドロップで立花を沈めた。
相棒の鈴木から「諏訪魔フォーティーエイト」と祝福された暴走男は「ついにここまで来てしまったね。(デビューから)20年たって48歳。でも上には上がいるから。(70歳の)渕(正信)さんも(和田)京平さんも。リング上で戦えるうちは元気で頑張りたいと思います。誕生日に勝つって、あまり記憶にないんだよね。最強タッグの後楽園で負けちゃうイメージだったんだけど」と破顔一笑。1勝2敗の勝ち点2と厳しい状況だが、残る3戦で巻き返す。