伊東競輪のFⅠ「KEIRINフェスティバルin伊東」は24日、最終日を迎える。10RのS級決勝には関東から4人が勝ち上がり、並びが注目されたが、長島大介(35=栃木)の一声で別線勝負となった。
2日目(23日)の準決9Rで鮮やかなまくりを決めた長島は「たぶん(出切るのは)大丈夫かな、っていう心の余裕があった。番手は緊張するけど、自力だと気が楽なので(笑い)」と快勝に笑顔を見せ、「岡田(泰地)と決まったのが何よりうれしい」と同県の仲間を連れ込めたことを喜んだ。
続く準決10Rでは恩田淳平と鈴木薫が関東ワンツーを決めて決勝は関東が4人に。長島が鈴木に付けるという選択肢もあったはずだが「自分でやりたいなって思っていました。おもしろくないレースになってしまう可能性もあるし、分かれた方が4人全員にチャンスがあると思うので」と自力戦を即決した。
その決勝は関東が長島―岡田、鈴木―恩田の2車ずつに分かれ、高橋晋也、皿屋豊、大石剣士がそれぞれ単騎という混戦ムード。自ら動く決断をした長島が豪快な一撃を放って乱戦に終止符を打つか。