政治ジャーナリストの青山和弘氏が23日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した。
番組では批判を浴びている石破茂首相の外交での失態について取り上げた。石破首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)とG20サミットに出席。初の本格的な外交デビューとなったが、APEC会議前に多くの首脳らが握手を求めてきたが、座ったまま対応しマナー違反と指摘されている。
また中国の習近平国家主席から右手で握手を求められ、両手で応じてしまった。青山氏は「外交では基本的に右手で片手で握手をするもんなんです。例えば関係の難しい国とは、握手する時は会釈したらダメなんです。その瞬間を写真に撮られて、この人はこの首相に首を垂れたっていう風に取られちゃう。写真ってものすごい大事なんですよ、イメージ戦略で」と解説した。
MCの東野幸治が「外務省の方が教えるということはないんですか」と質問。青山氏は「もう60後半のベテラン議員にどこまで言うか。言うべきだったという自民党関係者も多いんですけど。外務省に取材すると『いや、だってそこまで言うのは…』というような本音が出てくる」と明かした。
また東アジア専門家の近藤大介氏は「両手で握手のところを中国の映像で見たんですけど。習近平氏が驚いてるんですよ。あれ中国では属国握手って言うんです」と呆れていた。