〝ハプニング発生〟だ。大相撲九州場所14日目(23日、福岡国際センター)、春場所で新入幕優勝の幕内尊富士(25=伊勢ヶ浜)が幕内一山本(31=放駒)を押し出して9勝目(5敗)。取組後は「今日は危うい相撲だった」と振り返った。
支度部屋内の風呂場で転び、右足のすねから多少出血をした状態で取材対応し「風呂場で盛大に転んじゃって。ドリフかと思った。明日は休場っすね…」と苦笑いを浮かべた。
春場所中に右足首を負傷し十両に転落。今場所から幕内復帰を果たし、ここまで9勝と復活をアピールしている。だが、「昨日自分に足りないところを(伊勢ヶ浜)親方に『今場所は初日から腰が高い』とかめっちゃ指摘された。自分でも最初から(腰が高いと)思っていたけど…。言われすぎて自分でも(頭の中で)整理できていない」と明かした上で「風呂場でも腰が高かったすね…」とポツリ。
優勝した初場所以来の2ケタ勝利に向けて、千秋楽は元三役の幕内玉鷲(40=片男波)との一番。尊富士は「残り一番勝つか負けるか。頑張ります」と気を引き締めた。