戦線復帰したWWEの〝ウェイワード・サムライ〟中邑真輔(44)が、US王者LAナイト(42)に2週連続で暴行を働いた。
前回のスマックダウンで約半年ぶりに登場。US王座を防衛したばかりのナイトを襲撃して、キンシャサで葬った。しかも不気味なメークを施し、映画「スターウォーズ」の暗黒卿「シス」をほうふつとさせる衣装で暴れて、WWEマットに衝撃を与えた。
22日(日本時間23日)のスマックダウン(ユタ州ソルトレークシティー)では、半年ぶりとなる英語字幕付き動画で、US王者にメッセージを送った。
「LAナイト…。ずうっと見てたよ。お前、わかってねえみたいだけど、俺にはわかる。怖えよな。必死にお前の名前を叫ばして。その魂胆が腐ってる。そうやってほえて、誰もお前の恐怖に気づかねえと思っている。夜に寝床で震える。天へともすり抜けていく。また一人に戻る。その恐怖、間違ってねえよ。なぜなら、運命だからな。そう、終わりの始まりだ」
真っ赤な画面の中でそう告げると、中邑の顔は〝悪鬼〟へと変わった。ダークサイドに落ちた中邑は、LAナイトがサントス・エスコバーを相手にUS王座の防衛戦を戦っている最中にも、入場口の前に突如、姿を現した。
ナイトは中邑に気を取られ、エスコバーに攻め込まれたが、何とかBFTで顔面を叩きつけてエスコバーに勝利。ベルトを守ったと同時に、中邑がリングに滑り込んだ。そのまま、倒れたナイトにストンピングを浴びせると、ボディーには蹴りをぶち込んだ。
さらにナイトの左肩をコーナーポストに3度も打ちつけた。トドメはコーナーにもたれて動けないナイトの背後から、キンシャサを叩き込んでKO。中邑はブーイングの中、花道を引き揚げていった。
道を外れたサムライは、半年前よりもすごみと残忍さが増してきた。このまま悪鬼となって、ナイトからベルトを奪うつもりなのか?
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。