陸上のＭＡＲＣＨ対抗戦２０２４（２３日、東京・町田ＧＩＯＮスタジアム）で、青学大の鶴川正也（４年）が箱根駅伝への思いを明かした。
明大、青学大、立大、中大、法大の５大学の選手が１万メートルで争う一戦は、各校のエースが集まる４組で激戦が繰り広げられた。ペースメーカーが外れた中盤以降は青学大の黒田朝日（３年）が集団を引っ張るも、鶴川は後続で冷静にレースを展開。最後は中大の吉居駿恭（３年）とのスパート合戦を制し、青学大記録となる２７分４３秒３３（速報値）で１位となった。
昨季まではケガに悩まされるも、今季は出雲駅伝の１区で、全日本大学駅伝は２区で区間賞を獲得するなど、好調をキープしている。「今回のレースはトップという目標を立てて走っていた。黒田朝日がずっといいペースで引っ張ってくれた。最後勝ち切ることができてよかった」と振り返った上で「今季は関カレ（関東インカレ）の予選以外は日本人の学生に負けていない。今年１年負けなしでいきたいなと思っている」と今後の展望を語った。
正月の風物詩・箱根駅伝までは約１か月。「往路を走りたい。１、２、３、４区の全部走りたいけど、任された区間は全部イメージはできている。どこでも大丈夫って感じ」とアピールしつつ「変な故障とかケガとか事故とか体調不良とか、そういうものが絶対ないような生活を送っていきたい。練習はいつも通りで特別なことをやらずに、当たり前のことを積み上げていくだけ」と気を引き締めた。