侍ジャパン「不動の4番」のバットが止まらない。野球の国際大会「第3回プレミア12」は23日、スーパーラウンド3戦目で日本代表は台湾戦(東京ドーム)に9―6で勝利。これで今大会無傷の8連勝を飾り、国際試合27連勝とした。
今大会ここまで全試合で4番を務める森下が、この日も2打数1安打2打点とチームの勝利に貢献した。村林の先制ソロ弾後の初回無死一、二塁の好機だった。フルカウントから124キロスライダーを一閃。しばかれた打球は左翼線を襲う2点適時二塁打となった。「追い込まれていたので、ゾーンは広く持って、いい形で芯で捉えられた。打球速度も出て、いいタイムリーだったと思う」と自画自賛しながら振り返った。
24日に再び台湾と激突する決勝に備えてか、この日は2打席のみでお役御免。それでも今大会の打率を4割1分7厘と大台に乗せ、チーム単独トップの9打点をマークした。
国際大会で結果を出し続けている。侍の4番は「ほんとに毎日楽しいですし、こうやって日本代表のユニホームを着てプレーできていることにすごくありがたみを感じる。日本のために尽くせるというところがすごく魅力」と感謝する。
決勝へ向けて「自分としては自分のやるべきことをやるってことに徹している。相手の投手が変わったからとか、アンパイア(のストライクゾーン)が広いからとか、そういうところはなしで、自分の打撃スタイルを貫くことを意識している。ここまで全勝できているので、必ず最後に勝って世界一になりたい」と腕をぶした。